「TOBESOFT NEXT 2026」 ~AI時代のDXを成功させるUI/UX戦略~
開催レポート

去る、2026年7月7日(火)秋葉原UDXにてトゥービーソフトジャパン主催の
プライベートセミナー「TOBESOFT NEXT 2026」を開催いたしました。
今回のセミナーのサブタイトルは、「AI時代のDXを成功させるUI/UX戦略」です。
当日は約50名の顧客およびパートナー企業関係者にご来場いただきました。
お申込みに対するセミナー参加率は83.9%となりました。トゥービーソフトジャパンとしてのプライベートセミナーの開催は今年で4回目となりますが、開催以来過去最高の参加率を記録しました。
また、アンケートの回収率は95%を達成し、多くのお客様から貴重なご意見をいただくことができました。ご参加いただいた皆様のご協力により、盛況のうちにセミナーを終了することができました。
アジェンダ
「TOBESOFT NEXT 2026」は、以下の内容で開催されました。
■ 基調講演
「TOBESOFT Grand Seminar 2026レポート~N Pangeaが描く次世代システム開発の未来~」
■ 主催者発表①
「AI時代のDXを成功させるUI/UX戦略」
■ 主催者発表②
「UX基盤におけるNEXACRO」
■ 導入事例発表
「14年間の長期採用が証明するNEXACROの価値-韓国農心(ノンシム)に学ぶUI標準化-」
講演レポート

★基調講演★
「TOBESOFT Grand Seminar 2026レポート~N Pangeaが描く次世代システム開発の未来~」
事業本部 事業チーム 藤晃郁が、2026年5月に韓国にて開催されたTOBESOFT主催のGrand Seminarでの講演内容と今後のビジョン、Grand Seminarで紹介された各ソリューションについてご紹介しました。
韓国本社TOBESOFTは「TO BE Your AX」をテーマにGrand Seminarを開催しました。
AXには、TOBESOFTがお客様のAI Transformationを実現するパートナーとなるメッセージが込められています。AIの活用が急速に進む現代において、TOBESOFTは「開発ツールを提供する企業」ではなく、
「開発方式そのものを変革する企業」を目指すという方向性が示されました。
○N Pangea
「N Pangea」は既存の開発ツールにAI機能を後付けしたものではなく、AI時代の企業のシステム開発を前提として、開発から運用までの仕組み全体を見直して設計されたプラットフォームです。TOBESOFTはこれを「AI Native Enterprise Application Platform」と定義しています。また、「N Pangea」はAIを開発者個人の利用に留めるのではなく、企業の開発プロセスおよび運用プロセスそのものに組み込み、組織全体で活用するためのプラットフォームとして位置づけられています。
〇NexaLAP
「NexaLAP」は、企業の標準構造を定義してシステム構築をするAIフルスタック環境です。従来の開発では、開発者のスキルや経験による開発結果のブレや、
同一の指示であっても成果物に差異が生じることが課題でした。これらの課題は、開発における前提条件や標準定義が明確に定められていないことに起因するものです。「NexaLAP」は、組織内で分散管理されている「画面スタイル」や「コード規則」、「ビジネス構造」などのリソースを基に、「標準アーキテクチャ」や
「共通のコンポーネント」、「コード規約」などの、企業標準構造(再利用可能なアーキテクチャ資産)として定義・管理するソリューションです。
〇NexaAI
「NexaAI」は開発プロセス全体で開発スピードの向上や効率化を支援するソリューションです。要件定義や設計、テストなどの各工程において「NexaLAP」で定義した企業の標準構造を基盤としてAIが支援を行います。これにより、単なる確率的なコード生成ではなく、企業の標準やガイドラインに沿った宣言的なコード生成を実現します。
〇NexaOps
「NexaOps」は開発者セルフサービスとゴールデンパスを通じて開発者体験を支援し、システム管理効率の向上を図るプラットフォームです。開発者セルフサービスとは必要な環境を開発者自身が迅速に利用できる仕組みを指します。従来は申請や承認を経て、利用までに時間を要していた環境準備を数分で利用可能にすることを目指しています。また、ゴールデンパスとは、企業標準の開発・運用手順をあらかじめプラットフォーム化する考え方です。
これにより、開発者は標準化された環境で開発を行うことが可能となり、企業側はセキュリティおよびガバナンスを維持することができます。「NexaOps」は、単なる運用ツールではなく、開発者体験(DX)の向上と運用効率の両立を支援するプラットフォームとして機能します。
〇NEXACRO K
TOBESOFTは、次世代版NEXACROとして「NEXACRO K」の研究開発を進めています。従来のNEXACROは企業のシステムのフロントエンドの開発基盤として、多くの実績を積み重ねてきました。「NEXACRO K」は、開発環境・システム統合・AI活用の3つをテーマとし、従来のNEXACROからさらなる進化を目指しています。NexaLAPやNexaAIとの連携により、開発要件やプロジェクト特性に応じて、最適な開発アプローチを柔軟に選択できる環境を実現します。
さらに、「NEXACRO K」は、既存バージョンで開発されたプロジェクト資産との互換性を重視して設計を進めています。これまで蓄積してきたシステム資産を最大限に活用しながら、よりスムーズかつ安全に次世代環境へ移行できる点も大きな特徴です。「NEXACRO K」を通じて、企業がこれまで培ってきた資産を活かしながら、AI時代に適応した新たな開発基盤への進化を支援してまいります。

★主催者講演①★
「AI時代のDXを成功させるUI/UX戦略」
事業本部 本部長 川西誠が「AI時代のDXを成功させるUI/UX戦略」というテーマでNEXACROについてご紹介し、NEXACROは、“企業のUXを継続的に進化させるための基盤”となり得ることをお伝えしました。
DX人材や予算の不足、DXの対象がレガシーシステムであることなどの理由により、DXが期待した成果につながらない企業が多く存在しています。
では、“AI時代に求められるUI/UX”とは一体何か。AIの登場により、業務プロセスは「人がAIに指示を出し、AIがシステム(ツールやデータベース)を操作して業務を実行する」という形へ大きく変化しています。このパラダイムシフトの中で重要になるのは、AIの性能ではなく、“人がAIを使いこなせるかどうか”です。その鍵を握るのが“UX“です。AI時代のDXの成功は、UXの継続的な進化にかかっています。
「NEXACRO」は、企業のUXを一時的な成果物ではなく、継続的に改善・発展させる“資産”として育てるための開発基盤です。UXを「作る」「管理する」「育てる」、UXの継続的な改善を実現するための開発基盤。それが「NEXACRO」です。
★主催者講演②★
「UX戦略基盤におけるNEXACRO」
技術支援本部 プリセールスチーム チーム長の立石博基が「UX戦略基盤におけるNEXACRO」について、デモンストレーションを交えて紹介しました。
UX戦略基盤とは、「企業全体で一貫したユーザー体験を、継続的かつ効率的に提供するための共通基盤」を指します。デザイン・実装・運用といった、各工程で生成される資産を連動させ、継続的なUX改善サイクルを回すための基盤です。このUX戦略基盤によって、利用者にとっては、ユーザー体験の統一や複数のシステム間の一貫した操作性の提供が可能になります。開発面では、開発効率の向上、品質の安定化、属人化の防止といった効果が期待できます。
では、それらの効果を実現するために「NEXACRO」はどのような役割を担うべきでしょうか。「NEXACRO」を単なる開発ツールとして利用するだけではなく、デザインと実装を資産としてつなぎ、継続的なUX改善を可能にする開発基盤として活用する必要があると考えています。今回のデモンストレーションでは、その中でも特に重要なFigma連携とデザイントークン管理について詳しくご紹介しました。
フロントエンドの開発に求められるのは、単に「早く作ること」ではありません。一貫した品質を維持しながら、継続的に改善し続けることが重要です。NEXACROは、そのための開発基盤として活用できると考えています。デザイン資産を実装資産へ、そしてUX改善サイクルへとつなげていく。その実現を支える開発基盤として、ぜひ「NEXACRO」をご活用いただければ幸いです。
★導入事例発表★
「14年間の長期採用が証明するNEXACROの価値 -韓国農心(ノンシム)に学ぶUI標準化-」
事業本部 事業チームの河合泰作より、「14年間の長期採用が証明するNEXACROの価値 -韓国農心(ノンシム)に学ぶUI標準化-」と題し、農心様のご紹介、導入事例、次世代システムの標準化について説明しました。
農心様は辛ラーメンをはじめとした即席麺やカップ麺、スナックを中心に事業を展開する、
1965年に設立された韓国の食品メーカーです。TOBESOFTと、農心様との関係は、2012年頃から続いており、会計・物流・営業支援・次世代情報システムなど、様々な業務領域でNEXACROが活用されています。特に直近では、2023年に海外法人向けの次世代情報システム、そして2025年には次世代情報システムのERP構築にもつながっています。
次世代システム標準化プロジェクトは、
2021年11月から2022年7月までの約8か月間にわたり実施されました。
本プロジェクトの目的は、新規開発・保守・利用者の業務効率を高めるUI標準化基盤を構築することでした。様々な業務領域にまたがる画面仕様・操作方法・開発ルールを統一し、利用者の操作性向上と開発・保守効率の向上を実現させることがゴールとして掲げられました。この事例から見えてくるUI標準化の価値は「UIの一貫性」、「開発の効率化」、「保守性・拡張性の向上」、「UIの資産化」の4つが挙げられます。UI標準化は、単に画面デザインを統一する取り組みではありません。利用者にとっては使いやすいシステムを、開発者や保守担当者にとっては扱いやすいシステムを実現し、業務システム全体の基盤を整備する取り組みです。
農心様における長期採用事例は、「NEXACRO」が単なる画面開発ツールではなく、企業の業務システムを支えるUI標準化基盤として活用できることを示す好例であると考えています。
今回のセミナーについて
セミナーのご出席者様からのアンケートを一部ご紹介します。
〇ご出席者様の声
・弊社はマーケットインフラを支えているため、開発効率性に加え、本稼働中のサポート体制も重視しています。
その点、貴社には顔の見えるコミュニケーションをいただいており、大変感謝しております。引き続き情報提供などよろしくお願いいたします。
・トゥービーソフトジャパン様が現在取り組んでいる課題、ソリューションについて認識が深まりました。今後もよりよい関係を築いて行けたらと思います。
・韓国のコミュニティフォーラムには様々なサンプルや投稿があり、参考にしています。
・物流領域、製造業での活用事例があればご紹介いただきたいです。
今後もTOBESOFT、TOBESOFT JAPANはお客様のシステム開発における、課題解決を目指し、進化を続けて参ります。
この度、弊社主催セミナーにご参加いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。
今後ともトゥービーソフトジャパンをよろしくお願い申し上げます。
お知らせ
★まるわかりセミナー★
トゥービーソフトジャパンは月2回、「NEXACRO」をまるわかりいただける無料セミナーを実施しております。お気軽にご参加ください。
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