リッチクライアント・RIA(リッチインターネットアプリケーション)とは?
【発祥について】
インターネットが普及し、企業の情報システムがC/S(クライアント・サーバー・システム)からWebシステムへ移行が始まったころ、C/Sのルック&フィールをWebシステムにも適用することを目的とし2000年代の前半に登場した。
Webシステムの標準言語であるHTMLはページ表示技術であり、C/Sで駆使されていたWindows UIのような画面制御や、ホスト系で多用されていたキーボードのみでの制御が出来なくなった。
これを救うために登場したものが、【RIA】だ。
入力系、選択系、表示系など、Windows UIと同等のコントロールを標準で搭載し、UIコントロール間の遷移順序やスキップ、IME制御、入力文字数制限、次のコントロールへの自動遷移、カレンダー標準装備など、きめ細かいUIを構築できる。
【RIA第二世代】
様々なJavaScriptのフレームワークが登場し、「RIAは終わった」と言われたこともあるが、この発言が指しているのはAppleがFlashを排除し、マイクロソフトが最新のブラウザであるEdgeにおいてActiveX、Silverlightを捨てたことなどに起因する。
また、HTML5という規格が従来のページ表示技術ではなく、アプリケーションを構築できる技術に進化したことにもよる。
一方、iPhoneの登場以降、スマートデバイスが企業のシステムにも利用されるようになり、「RIA第二世代」に入ったとも言われる。
発祥当時の環境であるWindows OS、Internet Explorer、デスクトップPCという固定環境の時代は過ぎ、マルチ環境への対応が必須となったためである。
”nexacro beyond” は、FlashやSilverlightのようなプラグインではなく、Webブラウザだけで動作する完全ノンインストールのRIA。
かつ、ブラウザの挙動差を吸収する仕組みを持つ“唯一のRIA”である。
また、JavaScriptのフレームワークなどのオープン技術との違いは、日々進化、変化する端末環境の変遷を吸収していること。
5年、10年と生き続けるアプリケーションのライフサイクルにおいて、互換性を確保し可用性を担保している点にある。
ライフサイクル期間中の可用性を、流動性の高い「人」で対応することには無理がある。
トゥービーソフトジャパンは、企業のWebシステムにおけるUI/UXを強力に支援する「統合開発・実行基盤」を提供するリーダーカンパニーです。
マルチプラットフォーム時代の基盤「nexacro beyond」や既存のWebシステムを活かしながら、1、複数のシステムを統合 2、スマートデバイスに対応できる「XiCRO-WEB」などを販売/サポートしています。